ブラジル
国旗のデザインの意味と由来
ブラジルの国旗は、ブラジルポルトガル語で金(auri)と緑(verde)を合わせてアウリヴェルジ(金緑旗)と呼ばれています。
緑は森林を、黄色は金と鉱物資源をあらわし、中央の円はブラジルが共和国になった日(11月15日)の朝8時半の、当時の首都リオデジャネイロの空をあらわしています。実際の天体に合わせて描かれている27の星(南十字星が中心となっている)は、それぞれ現在の州をあらわしているため、アメリカの星条旗と同じように州の数が変わるごとにデザインが変わるという性格を持っています。
黄道をあらわす中央の白い帯には、「Ordem e Progresso」という文字が書かれています。これは、フランスの実証主義者オーギュスト・コントの言葉「進歩と秩序」のポルトガル語。
星空を天球儀から写し取っているため、天球を外側から見たように描かれていて、実際の夜空とは左右が反転しています。※オーストラリア🇦🇺やサモア🇼🇸、パプアニューギニア🇵🇬の国旗に描かれた南十字星と見比べると、配置が異なっているのがわかります。
この旗は裏面にも、表面と同じものを縫い合わせて作ります。
1889年に、ブラジルが帝政から共和制の国になったときに制定された旗が原型。現在の国旗は、ママパ、トカンティンス、ロライマ、ロンドーニアの4州が成立した1992年に変更されました。
ブラジルの国名について
赤い染料が採れる「ブラジルウッド」の林があったことから名付けられた。ブラジルは、ポルトガル語の「真っ赤な炭火」という言葉に由来している。
ブラジルの国データ
正式名称 | ブラジル連邦共和国 |
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英語表記 | Federative Republic of Brazil |
漢字表記 | 伯剌西爾(略記:伯) |
首都 | ブラジリア |
略号 | BRA |
面積 | 851万2000㎢(日本の約22.5倍) |
人口 | 2億947万人 |
通貨 | レアル |
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言語 | ポルトガル語 |
民族 | 欧州系、混血、その他アフリカ系、東洋系など |
宗教 | キリスト教(カトリック、プロテスタント)、無宗教など |
独立年 | 1822年(ポルトガルから) |
国旗の比率 | 7:10 |
在留邦人数 | 5万205人 |