ボリビア
国旗のデザインの由来と意味
赤は動物資源、黄色は鉱物資源、緑は植物資源が多いことをあらわしています。
中央の国章には、フランス革命にもゆかりがある自由の象徴フリジア帽や、アンデスの守護神コンドル、国獣のアルパカ、食料にもなるパンの木、ポトシ銀山、また10個の星は、国内9州と太平洋戦争でチリに取られてしまったリトラル県(銅と硝石の鉱山が豊富)の象徴で、太平洋への出口を取り戻すことへの希望をあらわしています。
※黒鳥のコンドルはアンデス山脈の守護神で、自由と力の象徴とされている鳥です。また、後ろにある国旗と武器は国土防衛の象徴。
ボリビアの国旗も、民間旗では国章は省かれます。
ボリビアの国名について
もともとはスペインの植民地であるペルーの一部として「アルトペルー(ペルーの上部)」と呼ばれていたが、独立を指導したシモン・ボリバルの名にちなんで「ボリビア」と改称した。
ボリビアの歴史
ボリビアは、かつてはインカ帝国の一部でしたが、16世紀にスペイン領となりました。
1821年にペルーが独立すると、1825年にボリビア共和国としてペルーから独立。新しくできた国は、独立運動の指導者で南米の英雄シモン・ボリバル将軍の名にちなんでボリビアと名付けられました。
- 1533年 スペインに征服される
- 1542年 ペルー副王領に編入される
- 1821年 ペルーが独立すると、1825年にペルーから独立
- 1884年 チリとの戦争に敗れ、太平洋岸をうしなう
- 1903年 ブラジルにアクレ地方を、1935年にチャコ戦争に敗れパラグアイを南部にゆずる
- 1952年 民族革命運動が政権を握ったが、1964年のクーデターで反共軍事政権が誕生
- 1982年 民政にもどるが、2003年、2005年に大統領が辞任
- 2005年 格差の是正や、先住民の権利の拡大などを掲げた初の先住民大統領が誕生した
- 2009年 国名を変更
ボリビアの国データ
正式名称 | ボリビア多民族国 |
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英語表記 | Plurinational State of Bolivia |
漢字表記 | 暮利比亜(略記:暮国) |
首都 | ラパス(憲法上の首都はスクレ) |
略号 | BOL |
面積 | 110万㎢(日本の約3倍) |
人口 | 1135万人 |
通貨 | ボリビアーノス |
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言語 | スペイン語、ケチュア語、アイマラ語など |
民族 | 先住民、非先住民など |
宗教 | キリスト教(カトリック)など |
独立年 | 1825年にスペインから独立 |
国旗の比率 | 2:3 |
在留邦人数 | 2991人 |