ナウル
国旗のデザインの由来と意味
ナウルが、赤道のわずか40km南に位置することを旗全体で表現した国旗。国旗の上の青は北太平洋を、下の青は南太平洋を、黄色の線は赤道をあらわし、星はナウルの国とその位置をあらわしています。星の12の稜(先端)は、ナウルの国民を構成する12の部族を示しています。
ナウルの国名について
ポリネシア語で「滝のような雨」の意味。
ナウルの歴史
ナウルは、バチカン、モナコに続いて世界で3番目に小さい国。バチカン、ツバルに次いで人口も少ない国です。赤道の南にあるサンゴ礁の島で、第二次世界大戦中は日本に占領されましたが、1968年に独立。1907年以降、国の経済はリン鉱石で潤っていましたが、資源の枯渇で1990年代後半からは破綻状態になりました。しかし、リン鉱石の2次層の採掘が採掘されたことで収入が再び増加、二次採掘は30年から40年行えると推測されています。
- 1798年 イギリスの捕鯨船がはじめて来航
- 1830年代からは欧米の捕鯨船が寄港するようになる
- 1888年 ドイツが保護領化
- 1898年 リン鉱石が発見される
- 1900年 イギリスがドイツから権利を得て、1906年から採掘
- 1920年 オーストラリア、ニュージーランド、イギリス3国の国際連盟委任統治となる
- 第二次世界大戦で1942年に日本軍が占領、1943年に島民約1200人をトラック島に強制連行した
- 戦後ふたたび3国の国連信託統治領となる
- 1966年 立法議会を設立
- 1968年 イギリス連邦内で独立
- 1999年 地球温暖化による海面上昇の危機感から国連に加盟
ナウルの国データ
正式名称 | ナウル共和国 |
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英語表記 | Republic of Nauru |
漢字表記 | - |
首都 | ヤレン |
略号 | NRU |
面積 | 21.1㎢(東京都品川区とほぼ同じ) |
人口 | 1万3000人 |
通貨 | オーストラリア・ドル |
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言語 | ナウル語、英語 |
民族 | ミクロネシア系 |
宗教 | キリスト教など |
独立年 | 1968年にオーストラリア、イギリス、ニュージーランドから独立 |
国旗の比率 | 1:2 |
在留邦人数 | - |