マーシャル諸島
国旗のデザインの由来と意味
青は太平洋、白は平和、オレンジは富と勇気をあらわします。右肩上がりに放射状に走る白とオレンジの帯は、国が次第に発展していく様の象徴。と同時に、赤道も示していますし、国を構成する中の2つの列島、ラリック(日没の意味)列島とラタック(日の出の意味)列島もあらわしています。24本の光芒を持つ太陽は、この国の24の自治体の数を、中でも4本の長い光線は十字架で、キリスト教国であることも示します。
この旗は1979年に、カプア初代大統領夫人のエムライン・カプアによって考案されたといわれています。
マーシャル諸島の国名について
18世紀末、イギリス・東インド会社の探検家ジョン・マーシャル船長が周辺を探査したことに由来する。
マーシャル諸島の歴史
マーシャル諸島は、太平洋のほぼ真ん中に位置する国です。美しいサンゴに囲まれた29の環礁と5つの島が点在し、合計では1200以上の島々で構成されています。その姿はまるで太平洋に浮かぶ「真珠の首飾り」と呼ばれています。また、鮮やかな青色に輝く海はマーシャルブルーと称されています。
- 1529年、スペイン人が来航
- 1885年、ドイツ保護領になる
- 1914年、日本軍が占領し、1920年に日本の国際連盟委任統治領「南洋群島」の一部とした
- 第二次世界大戦後、ミクロネシアは6つの区分に分けられ、アメリカの国連信託統治領「ミクロネシア連邦」となる。
- 1946〜1958年、アメリカはビキニ環礁、エニウェトック環礁で67回の核実験を行う
- 1954年の水爆実験で日本の漁船「第五福竜丸」が放射性物質をあびた
- 1978年、住民投票により連邦から離れ、1979年に憲法を制定、自治政府を樹立した
- 1982年、アメリカと自由連合盟約を結び、1986年に独立するが、国防と安全保障の権限はアメリカに委ねられている
マーシャル諸島の国データ
正式名称 | マーシャル諸島共和国 |
---|---|
英語表記 | Republic of the Marshall Islands |
漢字表記 | 馬沙爾諸島 |
首都 | マジュロ |
略号 | MHL |
面積 | 180㎢(四国とほぼ同じ) |
人口 | 5万8000人 |
通貨 | 米ドル |
---|---|
言語 | マーシャル語、英語 |
民族 | ミクロネシア系 |
宗教 | キリスト教(プロテスタントなど) |
独立年 | 1986年にアメリカから独立 |
国旗の比率 | 10:19 |
在留邦人数 | 57人 |