セントビンセント・グレナディーン諸島
国旗のデザインの由来と意味
青は空とカリブ海、黄色は太陽と黄金色の砂浜、緑は豊かな農作物と国民の活力をあらわします。
中央の3つのひし形からなるV字形を「アンティルの宝石」と呼ぶことから、この旗は「宝石旗(The Gems)」の愛称で呼ばれています。V字は聖ビンセンチオの頭文字をかたどり、同時に島々の形状が図案化されたもの。
セントビンセント・グレナディーン諸島の国名について
国名は、主島のセントビンセント島とその南側の約600の島々からなるグレナディーン諸島の名を合わせたもの。セントビンセント島は、コロンブスが来航した1498年1月22日「聖ビンセンチオの日」にちなんで名付けられた。グレナディーン諸島は、スペイン語の「granadio(ザクロ)」の英語読みで、この諸島でたくさん見られるパッションフルーツの実がザクロと似ていたため。
セントビンセント・グレナディーン諸島の歴史
セントビンセント・グレナディーン諸島は、カリブ海の小アンティル諸島にある火山島のセントビンセント島と、珊瑚礁のグレナディーン諸島からなる国です。
1498年にコロンブスにより「発見」され、1783年にイギリスの植民地となりました。その後は黒人奴隷を使った大規模な農業が発展しました。1834年、イギリス帝国内の奴隷貿易や奴隷制度が廃止されると、ポルトガルやインドから移民を受け入れ、サトウキビ栽培をつづけました。
1812年、1902年のスフリエール山の噴火で島の経済は大打撃をうけ、噴火はその後も繰り返されています。1958年、西インド諸島連邦に加盟、1962年に同連邦が解体、1969年にイギリス自治領に。そして1979年、イギリス連邦の一員の立憲君主国として独立しました。
セントビンセント・グレナディーン諸島の国データ
正式名称 | セントビンセント・グレナディーン諸島 |
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英語表記 | Saint Vincent and the Grenadines |
漢字表記 | - |
首都 | キングスタウン |
略号 | VCT |
面積 | 390㎢(五島列島の福江島とほぼ同じ) |
人口 | 11万人 |
通貨 | 東カリブ・ドル |
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言語 | 英語、セントビンセント・クレオール語 |
民族 | アフリカ系、東インド系、混血、カリブ族、など |
宗教 | キリスト教(プロテスタント、カトリック)など |
独立年 | 1979年にイギリスから独立 |
国旗の比率 | 2:3 |
在留邦人数 | 7人 |