セントルシア
国旗のデザインの由来と意味
青は大西洋とカリブ海、黄色は太陽、黒と白は黒人と白人が協力して国づくりを進めることをあらわしています。中央の三角形は、海から突き出した双子型活火山ピトンをあらわし、希望と大志の象徴でもあります。ピトンは1776年の海底火山の噴火によってできた山、2004年にはユネスコの世界自然遺産にも登録されています。
国旗の原型は、独立前の1967年に行われた公募デザイン・コンテストで採用された旗で、考案者はセントルシア出身の画家であり壁画家、教育者でもあるダンスタン・セント・オマー(Dunstan St. Omer)。彼は島の独立25周年を記念して、カトリック教会から教皇メダルを、セントルシア政府からセントルシアクロスを授与されました。
2002年、三角形の高さの調整や、青地を紺からライトブルーに変更するなど現在のように一部が修正されました。
セントルシアの国名について
セントルシアの名は、クリストファー・コロンブスがこの島を「発見」したとされる日が、聖ルチアの祝日であったという伝承に由来する。聖ルチアは、ナポリ民謡「サンタ・ルチア」で歌われていることで有名なキリスト教の聖人、シラクサのルチア。
セントルシアの歴史
セントルシアは、カリブ海の火山島にある国です。1502年、コロンブスがセントルシアと命名してスペイン領となりました。やがて近隣の島々とともにイギリスの植民地化が図られましたが失敗し、逆にフランス人が入り込んできます。このため英仏両国で支配権が争われましたが、ウィーン会議で最終的にイギリスの領有と決定されました。
1967年に周辺の島々とともに西インド諸島連邦として自治権を獲得、1979年に独立しました。
セントルシアの国データ
正式名称 | セントルシア |
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英語表記 | Saint Lucia |
漢字表記 | 聖路西亜 |
首都 | カストリーズ |
略号 | LCA |
面積 | 620㎢(淡路島とほぼ同じ) |
人口 | 18万1000人 |
通貨 | 東カリブ・ドル |
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言語 | 英語、セントルシア・クレオール語 |
民族 | アフリカ系、混血、東インド系、など |
宗教 | キリスト教(カトリック、プロテスタント、英国国教会)など |
独立年 | 1979年にイギリスから独立 |
国旗の比率 | 1:2 |
在留邦人数 | 29人 |