グレナダ
国旗のデザインの意味と由来
香辛料の島として知られているグレナダ。国旗にも、特産品の香辛料ナツメグ(グレナダ特産でカカオと並ぶ産業であるニクズクの種子)が描かれています。
赤は国民の熱情と勇気、緑は農業と肥沃な大地、黄は富、太陽と国土をあらわします。また、外側の赤い縁取りは精神の調和と統一を示したもの。7つの五稜星は、グレナダを構成する7地区を示し、中央の大きな星は首都セントジョーンズを意味しています。
グレナダの国名について
スペイン語で「ザクロ」を意味する「グラナダ」に由来するという説が有力。グレナダにはパッションフルーツが多く見られ、これがザクロに似ていることがら名付けられた。
グレナダの歴史
グレナダは「香辛料の島」といわれ、ナツメグをはじめ、シナモン、ジンジャー、クローブ、バニラ、サフランなど各種のスパイスが栽培されています。なかでも肉料理に欠かせない香辛料であるナツメグとメイス(ナツメグの外皮を乾燥させたもの)の生産量はインドネシアに次いで世界2位、世界総生産の4分の1を占めています。
- 1498年 コロンブスが来航
- 1650年 フランス人が入植し植民地とするが、アメリカ独立戦争後のパリ条約で1783年にイギリス領となる
- 1958年 ウィンドワード諸島やリーワード諸島の島々とともに自治権を獲得し、西インド諸島連邦を結成
- 1962年 同連邦の解体後、1967年に自治権を得る
- 1974年 イギリス連邦の一員として独立
- 1979年 無血クーデターで人民革命政府が誕生し、キューバ型の社会主義路線をあゆむ
- 1983年 クーデターが起こると、アメリカと中米6ヵ国が攻め入りクーデーター政権をたおす
- 1984年 民主的な選挙で新国民党ほかの連合政権が成立
- 2008年 野党の国民民主党に政権交代したが、2013年には新国民党が政権をうばいかえした
グレナダの国データ
正式名称 | グレナダ |
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英語表記 | Grenada |
漢字表記 | 格林納達 |
首都 | セントジョーンズ |
略号 | GRD |
面積 | 340㎢(五島列島の福江島とほぼ同じ) |
人口 | 11万1000人 |
通貨 | 東カリブ・ドル |
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言語 | 英語、フランス語パトワ系 |
民族 | アフリカ系、インド系、ヨーロッパ系 |
宗教 | キリスト教(カトリック、プロテスタント、英国国教会など)など |
独立年 | 1974年にイギリスから独立 |
国旗の比率 | 3:5 |
在留邦人数 | 3人 |