アンティグア・バーブーダ
国旗のデザインの意味と由来
黒は大部分の国民である黒人を、白はイギリス系の白人を、青はこの国を囲む美しい大西洋とカリブ海、希望を、赤は独立と力を、太陽は自由な新しい時代の明るいきざしをあらわしています。V字型は、victory(勝利)を意味します。また、黄・青・白の配列は、この国の重要な産業である観光業に欠かせない要素(太陽・海・砂浜)をあらわします。
この国旗は1967年から準備されていましたが、独立が遅れ、1981年に独立したときに正式に制定されました。1966年に国旗の公募が行われ、約600点の中から、高校の美術教師レジナルド・サムエルズの作品が選ばれました。
アンティグア・バーブーダの国名について
「アンティグア」はスペイン語の「古い」を意味するという説と、スペインのセビリアの聖マリア教会アンティグアの名に由来するという説がある。「バーブーダ」はバルバドス島に間違われ、のちに転訛したといわれている。
アンティグア・バーブーダの歴史
アンティグア・バーブーダは、大西洋とカリブ海に囲まれた島小アンティル諸島の北部にある、アンティグア、バーブーダ、レドンドの3島からなる島国です。
- 1493年 コロンブスが第2次航海でアンティグア島に到達、スペインやフランスの植民地になる
- 1667年 イギリス領になる。バーブーダ島は1628年以来イギリス貴族の私有地だったが、1666年にイギリスの植民地になり1860年アンティグア島と統合される
- 1958年 レドンド島を含めてイギリス領西インド諸島連邦に加盟
- 1962年 同連邦が解体すると、1967年に内政自治権を獲得
- 1981年 立憲君主国として独立
- 独立以来、アンティグア労働党が長期政権を続けていただが、2004年の総選挙で統一進歩党が勝ち、初の政権交代が実現
- 2007年 イギリスから初の女性総督が着任した
アンティグア・バーブーダの国データ
正式名称 | アンティグア・バーブーダ |
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英語表記 | Antigua and Barbuda |
漢字表記 | 安提瓜・巴布達 |
首都 | セントジョンズ |
略号 | ATG |
面積 | 440㎢(種子島とほぼ同じ) |
人口 | 9万6000人 |
通貨 | 東カリブ・ドル |
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言語 | 英語、アンティグア・クレオール語 |
民族 | アフリカ系、混血、ヨーロッパ、アメリカ系、他 |
宗教 | キリスト教(英国国教会、プロテスタント、カトリック)など |
独立年 | 1981年にイギリスから独立 |
国旗の比率 | 2:3 |
在留邦人数 | 7人 |