トーゴ
国旗のデザインの由来と意味
汎アフリカ色の3色を基調とした国旗ですが、デザインはリベリアの国旗🇱🇷に似ています。
緑と黄色の5本の縞はトーゴを構成する5地区をしめし、緑は農業と希望を、黄色は国民の団結と鉱物資源をあらわします。赤は独立闘争で流された血で愛国心を意味し、白の星はアフリカの自由のシンボルで純潔と永遠をあらわし、同時に独立を守ろうとする国民の意思の象徴とされています。
この国旗は、1960年にこの国がフランスから独立するときに制定されました。1960年というのは「アフリカの年」と呼ばれていて、この年、アフリカの17ヵ国が欧米列強国から独立しました。
デザインしたのは、トーゴの芸術家であり彫刻家、建築家、画家など色々な分野で活躍したポール・アヒイ。彼の世代で最も偉大なアフリカの芸術家のうちのひとりとされる人物で、トーゴの独立を記念して建てられた「ロメの独立記念碑」に貢献するなど、巨大な屋外アート作品やレリーフ、彫刻で知られています。その他、トーゴ国内の建物や公園をはじめ、バチカン、セネガル、ベナン、コートジボワール、ナイジェリア、韓国などにもアヒイの屋外彫刻や彫像が見られます。
トーゴの国名について
「トーゴ」とは、最大の部族であるエヴェ族の言葉で「川辺の村」を意味する。植民地争奪戦や戦争によって度重なる国土分割を強いられた地。1960年に東部がフランスから独立してトーゴとなった。
トーゴの国データ
正式名称 | トーゴ共和国 |
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英語表記 | Republic of Togo |
漢字表記 | 多哥 |
首都 | ロメ |
略号 | TOG |
面積 | 5万4390㎢(九州とほぼ同じ) |
人口 | 788万人 |
通貨 | CFAフラン |
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言語 | フランス語、エヴェ語、カビエ語など |
民族 | エヴェ族など40の部族 |
宗教 | キリスト教(カトリック、プロテスタント)、イスラム教、伝統宗教 |
独立年 | 1960年にフランスから独立 |
国旗の比率 | 3:5 |
在留邦人数 | 28人 |